看護師の第二新卒の杜 - 転職のお悩み解決 –

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先輩ナースに聞く 新人時代の失敗談1

   

今では大ベテランのナースたちも、新人時代には多くのありえないような失敗をしていたものです。先輩たちの失敗談を聞いて見ましょう。

失敗談1:大学病院看護師長のTさん

生真面目だった新人時代

看護大学を卒業後、大学付属の病院に勤務しました。当時は看護大学も少なく、その看護大学を卒業して看護師になる自分は日本の看護の将来を担う一人になるのだと、志だけは人一倍高い学生でした。
看護師として大学病院に勤めるようになってからも、多くの勉強会に参加するだけでなく、家でも少しでも時間があると新しい知識を身につけるために勉強をする毎日でした。手先も器用なほうだという自負があったので、大抵のことは卒なくこなせる自信もありました。

なんでも一人でこなさなくてはという焦り
内分泌科の病棟に勤務するようになり、一日に何度も採血を行っていたころのことです。注射のスキルも自信があったので、手早くこなすことで自分のスキルの高さを誇る気持ちもありました。患者さんたちも「若いのに、こんなに痛みもなく採血してくれてすごいですね」と声をかけてくれることもあり、ますます「私は一人で何でもできる」という気持ちになっていました。
病棟では朝のミーティングで担当する患者さんが決まります。毎日、受け持つ患者さんが変わるのです。その日は初めて受け持つ患者さんで、男性の比較的長期に入院なさっている方を担当することに決まりました。いつものように採血しようとすると、血管が非常に見えにくく、採血バンドを締めてもなかなか浮かび上がってきませんでした。
一回刺したのですが、上手に血管を捕らえることはできませんでした。「こんなはずはない」と思って再度挑戦したのですが、それでも上手に刺すことはできませんでした。結局6度目の挑戦で採血ができたのですが、「こんなはずでは」という気持ちの焦りからか周りが全く見えていませんでした。

患者の友人たちが・・・

今思うと患者さんは本当につらかったのだと思います、ですが私が若いこともあり、我慢をしてくださったのだと思います。「難しいと感じた時点で先輩ナースに応援を頼んでいれば、患者さんに不快な思いをさせなくて済んだのに・・」と思うと、申し訳なさと恥ずかしさで今でも顔が赤くなります。
採血を終えて数時間後に患者さんの病室の前を通ったとき、患者さんのご友人が何人かお見舞いに来ていらっしゃいました。「内出血しているよ!どんな下手な看護師なの!?」「これはひどい!文句を言わなきゃ」と口々に採血跡を見て話しているのが、廊下にまで聞こえていました。

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